こんにちは。
今回はつみたてNISAを使う上でハマりがちな失敗例7選をご紹介していきます。
ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
つみたてNISAに失敗する理由
つみたてNISAに失敗する理由は次の7つの理由です。
- ネット証券を使っていない
- 窓口相談を利用している
- アクティブファンドに投資をしている
- 債券に投資している
- 日本株に投資をしている
- 相場が下落したらすぐに売ってしまう
- 相場が上昇したらすぐに売ってしまう
ひとつずつ解説していきます。
ネット証券を使っていない
一つ目はネット証券を使わずに店舗型の証券会社や銀行を利用してしまっていることです。
店舗型の証券や銀行は次のような会社ですね。
- 大和証券
- 野村証券
- 三菱UFJ銀行
CMや広告でよく目にする有名会社であり、つみたてNISAも扱っているのでつみたてNISAを勧められた人もいると思います。
しかし店舗型の証券や銀行はつみたてNISAには不向きの会社です。
店舗型の証券や銀行がNGな理由
- 取扱商品数が少ない
- 手数料が高い
店舗型の証券や銀行は取り扱う商品数が少ないので選択肢が非常に狭いです。
つみたてNISAでは投資信託を運用しますが、ネット証券の楽天証券が152本なのに対して店舗型の三菱UFJ銀行は12本しかありません(2020年1月現在)
また手数料もネット証券のほうが店舗型よりも圧倒的に安いです。
つみたてNISAは1人1口座しか解説できないので、ネット証券である楽天証券やSBI証券を強くおすすめします。
窓口相談を利用している
続いては証券や銀行の窓口で推奨された商品を運用してしまう失敗です。
と思うかもしれませんが、証券マンは投資のプロではなく営業のプロです。
顧客の利益を第一にするのではなく会社の利益を第一にするので必ずしもお客さんに最適の商品を紹介してくれません。
多くの場合は私たちが投資に疎いことをいいことに手数料の高い商品を売る傾向にあります(もちろん証券マン全員に当てはまるわけではありません)
アクティブファンドに投資をしている
次はアクティブファンドに投資してしまっていることです。
楽天証券の場合、ファンドを選ぶ画面で次のようなチェックボックスがあるので絞り込むことができます。
アクティブファンドとは日経平均株価やNYダウのような指数を上回るように運用してくれるファンドです。
という方もいるかもしれませんが、本当に指数以上の運用結果になるかは分かりません。
アクティブファンドと対の存在として指数に連動するように運用してくれるインデックスファンドもありますが、インデックスファンドのほうがアクティブファンドよりも勝率が高い傾向にあります。
しかもインデックスファンドの方がアクティブファンドよりも手数料が安いのでよっぽどのことがない限りはインデックスファンドを選択するほうがベターです。
債券に投資している
続いては投資する資産が債券になっていることです。
一般的に資産クラスには
- 債券:ローリスクローリターン
- 株式:ハイリスクハイリターン
という特徴があり、債券はローリターンな資産として知られています。
しかしつみたてNISAは運用益に対して非課税という特徴があるので、運用益が多くなりにくい債券はつみたてNISAで運用しない方がいいです。
また株式はハイリスクな資産ということで心配される方も多いと思いますが、つみたてNISAは運用期間が20年間とれるのでハイリスクな株式であっても20年後に運用結果がマイナスになる確率は非常に低いです。
日本株に投資をしている
次のつみたてNISAに失敗しやすい理由は日本株に投資していることです。
日本株ではなく以下の2つのうちどちらかに投資するのが良いです。
- 米国株…eMAXIS Slim米国株式や楽天・全米株式インデックス・ファンドなど
- 全世界株…eMAXIS Slim全世界株式や楽天・全世界株式インデックス・ファンドなど
米国株式は「アメリカが今後も人口増加が期待できる」「アメリカに優良な企業が多い」などの理由でおすすめします。
また全世界株式は世界の株式を丸ごと購入するという投資信託で世界経済の成長に合わせて資産を伸ばすことができます。
逆に言えば米国株か全世界株のどちらかを買えば現段階でベストな選択といえます。
さらに詳しく
相場が下落したらすぐに売ってしまう
次の失敗理由は相場が下落したら資産が減るのが怖くなってすぐに売ってしまうことです。
損切りは短期売買では有効な技術ですが、長期投資が前提のつみたてNISAでは損切りは不要です。
つみたてNISAを始めて数年間はマイナスの期間が続く可能性がありますが、10年後20年後にマイナスである確率は限りなくゼロに近いです。(しっかり株式の投資信託に投資していれば、の話です)
株式は長期間にわたって高いリターンを残していることはここ200年間のデータが証明してくれているので、自分の資産が目減りしてしまっても焦らず淡々と積立投資を続けましょう。
相場が上昇したらすぐに売ってしまう
最後のつみたてNISA失敗理由は相場が上昇したところで利益を確定するために売ってしまうことです。
利益が出ていたらだれでも嬉しいことですよね。
つみたてNISAはスイッチングができないので売ってしまった時点でつみたてNISAの年間40万円の枠が売った分だけ減ってしまいます。
つみたてNISAは20年間の運用益が非課税になるので購入した投資信託は20年間持ち続けて非課税メリットを享受しましょう。
まとめ
今回はつみたてNISAの失敗理由7選をご紹介しました。
ココがポイント
- ネット証券を使っていない
- 窓口相談を利用している
- アクティブファンドに投資をしている
- 債券に投資している
- 日本株に投資をしている
- 相場が下落したらすぐに売ってしまう
- 相場が上昇したらすぐに売ってしまう
気づかずにやってしまっていた失敗例はなかったでしょうか?
投資の世界に絶対的な答えはありません。
しかし今回紹介した内容はその中でも「できればやらない方が成功にグッと近づく」ということばかりなのでぜひ参考にしてみてください。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました!