みなさん、日経平均株価の不動産バージョンとして東証リート指数というのをご存知でしょうか。
今回はYouTuberのリベラルアーツ大学両学長さんの動画を参考にJリートの運用によって毎月家賃収入を得る方法を実践したので、詳しいJリートの運用方法と運用実績を解説したいと思います。
こんな方におすすめ
- Jリートってなんですか?
- Jリートのおすすめファンドってある?
- Jリート運用実績を知りたい!
この記事がきっかけでJリートに興味を持ってくれる方が一人でも多くいたら嬉しいです。
目次
東証リート指数とは
東証リート指数というのをご存知でしょうか?
東証リート指数とは東京証券取引所に上場しているREIT(不動産投資信託)全銘柄の指数です。
REITとは株式銘柄の投資信託の不動産バージョンって思っていただければ大丈夫です。
ちなみに日本の不動産投資信託はJapanの「J」から由来して「Jリート」とも言います。
この東証リート指数は東証株価指数と同様に東京証券取引所が公表していて、この指数に連動するインデックスファンドも多く存在しています。
ここでややこしいのですが、
ややこしい話
REIT=不動産の投資信託
Jリート=日本の不動産投資信託
Jリートのインデックスファンド=Jリートに連動する投資信託
なので、Jリートのインデックスファンドは「日本の不動産投資信託に連動する投資信託」という位置付けになります。
Jリートのインデックスファンドの魅力
東証株価指数よりも高い運用益が期待できる
Jリートと東証株価指数(TOPIX)を比較するとこの通りです。
(出典:j-reit.jp)
青線がJリート、赤線がTOPIXのチャートです。
2003年から2021年までの18年間のチャートですが、18年で4.2倍になっています。
チャートの値動きがTOPIXと酷似していますが、値上がり幅がJリートの方が多いですね。
2008年のリーマンショックや2020年のコロナショックに遭いながらもこのリターンはなかなか頑張っています。
年に数回家賃収入が入金される
Jリートは不動産ファンドなので年に数回家賃収入が銀行口座に入金されます。
私が運用しているファンドの場合は3ヶ月ごとに入金してくれるので年間だと4回ですね。
ちなみに私がこの家賃収入、いわゆる「インカムゲイン」をもらえたのはJリートファンドがはじめての経験でした。
数百円ですが
という気持ちが湧いてすごく嬉しかった覚えがあります。
ただし、投資したお金を取り崩す形で分配する「タコ足分配」は元本が目減りしてしまうので注意しましょう。
投資信託なので基本放置でOK
インデックスの投資信託であり、プロの運用会社が勝手に東証リート指数に連動するように運用してくれます。
投資信託内の配分比率も指数に連動するように自動的に調整してくれるので自身で逐一状況を確認する必要もありません。
Jリートインデックスファンドの不安要素
不動産特有のリスクがある
株式や債券は国や会社の経済状況に大きく影響を受けますが、不動産はそれに加えて地震や火災などの災害からも影響も受けます。
さらに、家賃の下落や空室率の上昇などが負担になるリスクになる可能性もあります。
また一言で不動産といっても、オフィスやホテル、住宅、物流などさまざまな分野があり、昨年のコロナショックでは特にオフィスビルでのテナントの売却やホテルの空室などが大きな影響を受けました。
株券と比べて歴史が浅い
株式投資信託に対して不動産投資信託(REIT)は世界的にも誕生して間もない制度になっています。
日本でも東証株価指数が1968年からスタートしているのに対して、Jリートは2001年からスタートしており歴史がまだまだ浅いです。
株式はインデックス投資であれば年利5%で運用できるというのが200年以上の歴史上の経験で明らかになっています。
一方、REITは一番最初のREITですら半世紀前程度なので正直今後どうチャートが動いていくのか過去のチャートから判断しにくいです。
私が買い付けているJリート銘柄
私が保有しているJリート銘柄は以下の3つです!
コード名 | ファンド名 | 分配月 |
2556 | ONEETF東証REIT | 1月、4月、7月、10月 |
1343 | NF東証REIT | 2月、5月、8月、11月 |
1488 | 大和上場投信東REIT | 3月、6月、9月、12月 |
これらの3つをスポット購入で運用しています。
この3つは実は名前が異なるだけで中身はほぼ一緒です。
YouTuberのリベラルアーツ大学両学長さんがおすすめしていた運用方法で、これら3つの特徴は以下の通りです。
特徴
- 東証リート指数に連動するインデックスファンド
- ETFなのでタコ足分配ではない
- 利回りが約4.0%である
- 信託報酬(手数料)が最安
- 3ヶ月に1回配当金を分配してくれる投資信託
ファンドの運用の中身自体は一緒ですが、分配月が都合よくずれてくれているのでこれら3つを買えば毎月分配金を受け取ることができます。
私がJリートをスポット購入したタイミング
私が上記3つの銘柄を昨年2度のタイミングで購入しました。
下のチャートの矢印のタイミングです。
8月末と12月初めに上で紹介した3つのファンドを10株ずつ購入しています。
特に買いのタイミングに理由はなかったのですが、1回目の購入ではJリートのYouTube動画を見て「とりあえず買ってみよう!」という感じで購入して、2回目の購入では種銭に余裕があり、購入していたJリートが含み損になっていた段階でナンピン買いをしました。
2回とも1700円〜1750円台で購入し、コロナショックの回復とともに現在は2000円台にのせてきてくれたので結果的には良かったですね。
私のJリートの運用実績
次に私の運用実績を紹介します。
2556 ONEETF東証REIT | +5,840円 |
1343 NF東証REIT | +6,270円 |
1488 大和上場投信東REIT | +5,730円 |
評価額合計 | +17,840円 |
3ファンドともJリート指数に連動するファンドなので誤差はありながらも、3ファンドとも5000円以上評価額を上げることができました。
トータルリターンとしては評価額合計で約16%のリターンです。
コロナショックからの回復で不動産へもお金が流入してくれていますね。
Jリートの配当金実績
最後にインカムゲイン、分配金の実績について紹介します。
こちらのように3つのファンドを購入することで毎月分配金を受け取ることができています。
最初の分配金は136円でジュース一本程度の金額ですが、当時ははじめての不労所得で地味に嬉しいものでした。
この調子で今後もJリートを買い増して毎月の分配金額も増やしていきたいですね。
まとめ
今回はJリートの魅力、そして私の運用実績を紹介しました。
まとめ
- Jリートとはなんなのか
- おすすめのJリートインデックスファンドについて解説
- 実際にJリートインデックスファンドの運用実績を公開
この記事がきっかけでJリートのインデックス投資をする人がいてくれたら非常に嬉しいです。
私自身もこういった風に運用実績をまとめたら投資実績を整理できるのでこれからも定期的に紹介したいを思います。