今回は投資信託を選ぶ際の選び方に関する記事です。
投資信託を選ぶ際、私は以下の3点を元に決定しています。
3つの視点
①運用方法で選ぶ
②投資対象資産で選ぶ
③投資対象地域で選ぶ
ぜひ投資信託を購入する際の参考にしてみてください。
注意点:本記事は特定の資産を推奨しているわけではないのでご注意ください。投資は自己責任でお願いします。
目次
①運用方法で選ぶ
まずは運用方法です。
投資信託会社が預かった資金を運用する時にどういった方針で運用するか、をあらかじめ選ぶことができます。
預けたお金がどのように運用されているか投資家側がわからなければ問題ですよね?
投資信託会社は多くの投資信託商品を販売していますが、それぞれ運用方法も公開しているので、私たちはその中から自分の投資戦略に合った商品を選択します。
運用方法には主に以下の2つがあります。
運用方法
- インデックスファンド
- アクティブファンド
インデックスファンドとアクティブファンドの違い
インデックスファンドとアクティブファンドには以下の違いがあります。
指数に対して、 | コスト | |
インデックス | 指数連動を目指す | 安い |
アクティブ | 指数を上回ることを目指す | 高い |
指数に対してどのように運用するか
インデックスファンドは指数に沿って資産も増減していくように運用してくれます。
指数とはNYダウとか日経平均株価のような複数会社の株価の動きを表すチャートのことですね。
NYダウならアメリカの30社、日経平均株価なら日系企業の225社の株価の動きを表しています。
インデックスファンドはこのような指数にできるだけ連動するように投資信託会社が勝手に運用してくれます。
一方、アクティブファンドは指数以上の成績を出そうと運用してくれます。
インデックス投資が平均点を目指す投資方法に対して、アクティブファンドはそれ以上、100点を目指す投資方法なんですね。
そのため、アクティブファンドでは今後伸びそうな銘柄に集中投資をします。
その代わり、インデックス投資よりも良い成績を出すこともあれば、悪い成績を出す場合もあります。
アクティブファンドは投資信託会社の腕次第の部分がありますね。
コストはどう違うか
コストについてはアクティブファンドの方がインデックスファンドよりも高い傾向があります。
アクティブファンドの方が優良銘柄を選定して投資する必要があるから当然ですね。
インデックスファンドは指数に連動するようにポートフォリオを整えるだけなのでアクティブファンドよりも手間は少ないです。
なのでインデックスファンドの方が手数料は安いものが多いです。
おすすめの運用方法は何?
おすすめはインデックスファンドですね。
インデックスファンドはもっとも成果を出せる投資方法と経済学者が結論づけている運用方法です。
短期売買の場合はアクティブファンドがインデックスファンドに勝つことがありますが、10年以上の長期保有の場合はアクティブファンドはインデックスファンドにほとんど勝てていないデータがあります。
コストもインデックスファンドの方がアクティブファンドよりも安いので特に投資初心者の場合は困ったらインデックスファンドで問題ないでしょう。
②投資対象資産で選ぶ
次に投資信託を決定するファクターは投資対象資産です。
資産とは、株式や不動産、債券などのことです。
それぞれの特徴は以下の通りです。
株式 | ハイリスクハイリターン |
不動産 | ミドルリスクミドルリターン |
債券 | ローリスクローリターン |
株式は変動幅が大きく不安定だが成長率が大きい資産であり、債券は変動幅が小さく安定感はあるが成長率も小さい資産です。
一般的にこれらの株式と債券の比率は以下のように年齢を目安にするのがベターと言われています。
- 株式の割合=「100ー年齢」
- 債券の割合=「年齢」
私の場合は現在25歳なので、株式:債券=75:25の割合が適切ということになります。
逆に定年60歳を迎えた人であれば、リスクの高い株式の割合を下げるために株式:債券=40:60程度にするのが妥当のようです。
おすすめの投資対象資産は何?
おすすめは「人による」ですね。
私の場合は現在25歳でまだまだこれから長い投資人生になると思うので株式の比率多めで以下のようにPFを組み立てています。
全て投資信託ですが、
株式85%
不動産15%
を保有しています。
ここで「なぜ債券を持っていないのか」と「なぜ不動産を持っているのか」を解説します。
債券は持たないの?
債券はローリターンの資産なので、投資期間を長くとれる若手のうちは必要ないかなと感じています。(今後気が変わるかもしれませんが)
ローリターンの割にリスクがちゃんと存在しているので、それであれば「日本円」として保有しておいた方が安全だと考えています。
日本円は最もリスクが少なく為替リスクもないので良くも悪くも「安全」です。
ただしこの低金利時代であまりに巨額のお金を銀行に眠らせてしまうのはもったいないので、あくまで債券に組み込むはずだったお金を現金として持っておいた方がいいという程度の雰囲気です。
なぜ不動産なの?
不動産を購入している理由は「東証リート指数の伸びに期待しているから」と「家賃収入が定期的に入ってくるから」です。
東証リート指数の伸びに期待しているから
東証リート指数とは日本の不動産投資信託の値動きを表した指数です。
この指数は2003年に出来上がったまだ新しい指数なんですけど、この東証リート指数が出来上がって以降は東証株価指数よりも良いリターンを残しています。
また、コロナショックで一時的にJリート指数が暴落しましたが、在宅ワークの広りに伴う住宅REITの伸びやAmazon・楽天の利用者増加に伴う物流REITの伸びに期待しています。
逆にホテルREITや商業施設REITはコロナで縮小の流れがあるので、注意が必要ではありますね。
総合的に鑑みて、今後も指数の成長が期待できそうだなと判断しています。
家賃収入が定期的に入ってくるから
不動産なので家賃収入が入ってきます。株式でいう配当金ですね、インカムゲインとも言います。
私が現在保有しているJリートファンドの配当利回りはおよそ4%程度を推移しています。
東証一部に上場している全銘柄の配当利回りがおよそ1.8%なのでだいぶ高利回りですね。
お金がお金を生んでくれるマネーマシンの効果を体感できるので定額からでもはじめてみてはいかがでしょうか。
③投資対象地域で選ぶ
次に投資対象地域です。
日本、アメリカ、中国など数ある国の中でどの地域に投資するかという視点でファンドを選びます。
あるいは世界中の株式に一括で投資することのできる「全世界株式ファンド」なんてものもあります。
また、日本やアメリカ、ヨーロッパなどの先進国に投資する「先進国ファンド」だったり、ブラジルやインドなどの新興国に投資する「新興国ファンド」なんて商品もありますね。
おすすめの投資対象地域は何?
投資対象地域はもっぱら「米国」派と「全世界」派に完全に二分しています。
インスタやツイッターをみていると、10人いたら10人全員が米国か全世界の2つのうちどちらかを選択していると思います。
もちろん、米国と全世界の両方を購入することも可能ですし、私も現在は両方積み立てています。
投資信託の理論上は「全世界ファンド」1本を購入することがいいとされているので、初心者であれば全世界ファンドを購入すれば間違いないはずです。
世界経済は毎年4-6%程度の成長率で堅調に伸びており、全世界ファンドを購入すればこの経済成長にのって資産も伸びることが想定されます。
また、新興国も先進国も含まれているのでどの国が今後成長してきても取りこぼすことがありません。
そして、投資信託会社が私たちの代わりに運用してくれてポートフォリオも調整してくれるので、私たちが何もせずとも投資信託会社が最適な形を考えてくれるのがいいですね。
まとめ
まとめ
- 運用方法は指数に連動するインデックスがおすすめ
- 投資対象資産は若いうちは株式多めがおすすめ
- 投資対象地域は初心者は全世界がおすすめ
今回は上記のような内容で記事をまとめました。
投資信託を選ぶ際参考にしてみてください。
ただし、この記事が必ず正解というわけではないので投資は自己責任でお願いします。